繊細で豊かな味わいと、極上の品質で日本が世界に誇る「和牛」。
その魅力を心ゆくまで堪能できる伝統料理が
日本には数多く存在します。
良質な素材の奥深い味わいを引き出し、
季節感や彩りにまで、こまやかな心配りの行き届いた料理の数々。
四季のうつろいがもたらす自然の美と、季節ごとの風情を慈しみ
最上のものをつくるために、細部まで丁寧に手をかける。
そんな情緒豊かな暮らしの中で
はぐくまれてきた日本の食文化の神髄を、
京都で和食の伝統を守り続ける料理人がご紹介します。
料理監修:村田吉弘(むらた・よしひろ)
昭和26年生まれ。老舗料亭の長男として京都府下に生まれる。平成6年に3代目当主に就任。古くからの伝統を大切に守り伝えるかたわら、フレンチの技法なども積極的に取り入れ、京料理、日本料理をグローバルな視点で捉えている。